【設計・施工のポイント】 会社作業場の段付き和式便器から洋式便器へのリフォームです。鉄骨造の柱方があるので,隅付形洋式便器を採用。作業場のトイレということで,土間は同じくタイル貼りで,壁の一部もタイル補修して,ウォシュレット用の電源増設。腰壁や天井の塗装,木製建具も交換した和式トイレの改修事例です。
・建物構造:鉄骨造 ・施工場所:トイレ ・工事期間:5日 ・工事金額:約30万円 ・施工場所:大阪市 ・備 考:TOTO隅付形便器C21N+S535B 電源増設,扉交換,塗装・タイル含む
【リフォーム前】
一般的な在来式の段付和式便器です。
とてもきれいにご使用されていましたので,解体するには少し惜しい気もしましたが,洋式の方が膝にも負担が少ないということで,リフォームすることになりました。
防水の有無にもよりますが,土間が洗い流せるので清掃は容易な反面,建物にとってはあまりいことはありません。
特に木造の場合は注意が必要です。柱や土台の腐朽,蟻害の要因になります。
【リフォーム途中】
たいてい,段付の和式便器を解体すると,壁部分のタイルを貼っていないので,壁部分のタイル補修が必要となります。
既設タンクや紙巻器の取り付け跡のタイルも同時に撤去して補修します。
排便管や土間排水口,給水管も合わせて位置替えをおこないます。
【リフォーム後】
ウォシュレット用の電源を増設して,便器を取り付ければ完成です。
在来トイレのリフォームの場合は,タイルや土間の養生期間が必要なので,工期は一週間程度かかります。